こんにちは! 梨(なし)です。暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、これから私のブログでは「宝物」をご紹介していきたいと思います。

「宝物」といっても、物だけとは限りません。私がこれまでに署名活動を行なったり、平和について学んできた中で得た、大切な「経験」について書きたいと思っています。

出会い

前回、私の自己紹介のブログにて、カンボジアを訪問した経験から「戦争はまだ終わっていないと実感した」と述べました。

実は、これは日本で生活していても感じることです。

このように感じるようになったきっかけとして、写真家の大石芳野さんとの出会いがあります。

大石さんは、戦争や内乱によって苦悩を強いられていても、たくましく生きる市民の姿を写真と文章で伝えておられます。

「戦禍の記憶 大石芳野写真展」2019年3月23日〜5月12日

私は、大石さんの存在をTV番組で知り、昨年の春に東京都写真美術館で行われた、写真展を見に行きました。

人々の「表情」から●

写真展では、世界の様々な場所で撮影された写真が展示されていました。

特に人々の「表情」を写したものが多く、その「表情」から大変多くのことを考えさせられました。

たとえば、コソボの少女の写真。彼女は涙を目に浮かべながらこちらを見つめています。彼女はなぜ泣いているのか?どのような経験をしたのでしょうか?

大石さんの写真は、まさに戦禍の最中にある人というよりも、戦禍の記憶を持ち続けながら生きている人々の内面を映し出しています。

●加害と被害●

『戦争は終わっても終わらない』藤原書店、2015年

私が購入したこの写真集は、戦後から70年が経った5年前に刊行されました。

長崎と広島の被爆者、東京大空襲の経験者の写真の横には、彼らの当時の体験と今の状況が綴られています。大変貴重な証言です。

日本の終戦70年後に刊行された写真集ではありますが、掲載されているのは日本人だけではありません。中国、ピンファンで行われていた日本の「731部隊」による実験。

私は、この写真集を通して初めてその事実を知りました。

私たちが本当の意味で「戦争を終わらせる」ためには、加害と被害、どちらにも向き合う姿勢が求められているのではないでしょうか。

●まとめ●

写真集の最後に著された取材ノートの中で、大石さんはこのように語られています。

「人びとは心に蓋をして、戦争は終わったのだと自分に言い聞かせながら前に歩くしかなかった。こうした現実を無視した政治や社会の動きに私たちは悶えている」

私も、現実を無視した社会の一員だったかもしれません。

写真を通して、過去を想像する。想像することは、平和への第一歩。これは、活動を行なっている上で大切にしていることのうちの一つです。

経験は共有できる宝物だと思っています。私の宝物が、また誰かの宝物にもなるよう、ブログを通して発信していきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました!

次回の更新は「かえ」が担当します。どんな内容なのか、私も楽しみです。皆さんもお楽しみに!

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